久々に日記を書いてみる

仕事でビデオブログ(vlog)なるものに携わることが決まってから、Webプラットフォームの世界を一通り整理して考えてみて、自分のブログとの向き合い方が正直よくわからないものになってしまいました。
一番の原因は、個人としての自分と、組織人としての自分の切り分け。

組織人としての立場となれば、組織内で手に入る多くの情報の中で社外秘情報に触れないように発信する情報をきちんと管理する必要があります。個人としての立場となれば、所属している組織とは関係のないところでかつ組織に関する情報に触れないようにしなければならないかと思います。

ブログの向き合い方がわからなくなってきたのは、仕事においてあまりにも向き合う情報が多すぎて、一個人で知りえた情報ではありえない世界と仕事以外で知りえた情報とのバランスが大きく崩れたからです。

ソフトウェアの仕事の経験年数が経過する毎に、対象領域が大きくなってきて、また仕事に向き合う時間が寝ても覚めてもという状態が長く続いていたので、情報を汎化して書ける部分ではいろんな記事が作れるものの、これから市場に出てくるような情報だったり、所属している組織の中でしか得られない情報については、やはり触れることはできません。

海外のアルファブロガーには、そのバランスのギリギリのところで、どんどん記事を投稿できる人々がいます。
一方で、匿名掲示板が好まれる日本のネット事情においては、ギリギリのところを狙うのは様々なリスクが伴います。
予見可能性や過去のネット上での事件などを踏まえていろいろ調べていたら、ついに自分自身のブログを書くのがかなり嫌になってしまった、というのが、個人ブログを中断することにした大きな理由です。

とはいうものの、個人ブログをお休みしてみてわかったことは、私の投稿を待ち望んでいる人が少なからずいる、ということでした。
(ここの日記はもともとそんなにアクティブでなかったので、別のところで展開しているブログの方の投稿を待ち望んでいる人を指しています。)

今年一年を振り返ってみて、思ったことは、自分自身が感じていなかった以上に、結構いろんなことを先取りしてやってきたということです。やる気をなくして腐るようなこともありましたが、自己投資でいろんなことに触れてみて、棚卸してみると、経験値が増えているということを、ようやく1週間くらい前に気が付いて、自分の中の焦りと現実とのおかしな乖離があるということも認識しました。

最近、だまって一人で考えていることが多くて、人との会話が少なくて、いろんなループが頭の中に出来ていました。正のループもあれば負のループも。後者の方がたぶん多いのでしょう。

そんなところを少しでも解消すべく、来年はちょこまかと日記をつけてみようと思っています。
ただでさえ抱えているブログが多いのですが、うまくバランスをとれるようになれれば、と。